引き続き「痛み」についてお話ししていきます。
前回のおさらいです。
痛みの場所には、
①体性痛
②内臓痛
③関連痛・放散痛
④中枢性疼痛
があり、
③関連痛は、内臓などの障害によって生じる痛みで、
脳が痛みの情報を誤認識することによって発生します。
放散痛は、原因部位から離れた場所で感じられる痛みで、
末梢神経の障害や圧迫によって生じることが多いです。
今日は、関連痛・放散痛を見極める例と、注意点についてお話ししていきます。
例)
心筋梗塞の場合、胸部ではなく肩や背中に痛みが現れることがあります。これは関連痛の一例であり、
内臓の障害が原因で異なる部位に痛みが出現する現象です。
放散痛では、このような内臓の障害
による痛みがさらに広範囲にわたって感じられることがあります。
痛みの診断と治療においては、これらの痛みを正確に理解し、区別することが重要となります。
放散痛と関連痛を同じ概念として
扱うこともあれば、別々の現象として扱うこともあります。
関連痛も放散痛どちらも、痛みの原因を特定し、適切な治療を行うために有効な情報となります。
次回は、④中枢性疼痛と、痛みの起こり方について、お話ししていきます。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
↓↓電話をクリック↓↓
↓↓メールをクリック↓↓