引き続き「痛み」についてお話ししていきます。
前回のおさらい
前回は、痛みに対する「慣れ」について学びました。触覚や嗅覚には慣れの現象がありますが、痛みとの関係は複雑で、
特に内臓痛には慣れが起こりにくいこと、そして原因の理解と希望が痛みの受け入れを助けることをお伝えしました。
今回は、痛みとよく混同されがちな「かゆみ」について、その違いと不思議な関係を見ていきましょう。
かゆみって何だろう?
かゆみの原因
私たちが「かゆい」と感じるのは、こんなときです。
- 蚊やダニに刺されたとき
- 肌が乾燥したとき
- 冷たい空気に触れたとき
- 何かで引っかいたとき
これらの刺激を受けると、体内で「ヒスタミン」という物質が出て、かゆみを感じるようになります。
痛みとかゆみは別もの
実は、かゆみと痛みは全く別の感覚なのです。
- かゆみを伝える神経:C線維
- 痛みを伝える神経:別の神経
体の中では、まったく違う信号として処理されています。
痛みとかゆみで体の反応が違う
とっさの反応の違い
痛いときとかゆいとき、体は違う反応をします。
痛いとき
- 手を引っ込める
- 体を遠ざける
- 危険から逃げようとする
かゆいとき
- つい引っかいてしまう
- 刺激の原因を取り除こうとする
痛みは「避ける」、かゆみは「取り除く」という違いがあるんですね。
かゆみを止める不思議な方法
よくある経験
こんなこと、ありませんか?
- かゆいところを、ポンポンとたたく
- 爪で強めに押してみる
- すると、なぜかかゆみが楽になる
どうしてこんなことが起こるのでしょうか?
痛みがかゆみを消してくれる
答えは、痛みの刺激がかゆみを抑えるからです。
たたいたり押したりすることで、軽い痛みの信号が発生します。すると、脳は痛みの情報を優先して処理するため、かゆみの感覚が弱まるのです。
かゆいときの対処法
引っかくのはちょっと待って
でも、引っかきすぎには注意が必要です。
- 皮膚が傷つく
- ばい菌が入ることも
- かえってかゆみが悪化する場合も
おすすめの対処法
その場でできること
- 冷たいタオルで冷やす
- 優しくたたく(引っかかない)
- かゆみ止めの薬を塗る
長く続くときは
- 皮膚科を受診する
- 原因を突き止める
- 適切な治療を受ける
まとめ
かゆみと痛みは、似ているようで全く違う感覚です。
- かゆみと痛みは別の神経で伝わる
- 痛みの刺激がかゆみを抑えてくれる
- だから、かゆいところをたたくと楽になる
- でも、引っかきすぎは逆効果
かゆみが長く続いたり、ひどくなったりする場合は、皮膚科など専門の医療機関を受診してくださいね。体からのサインを正しく理解して、適切に対処することが大切です。
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