今日は、訪問リハビリテーションについて、お話ししていきます。
▼訪問リハビリテーションって?
その方が自分らしく暮らすために、それぞれの地域に出向いて、リハビリテーションを行う支援です。
その中で、PT、OT、STなど、リハビリ専門職は、ご本人の身体状態や生活背景を考えながら、
ご本人へのリハビリテーションと、ご家族や他の専門職への助言などの支援を行います。
(訪問リハビリテーション協会の資料参考)
▼誰が来てくれるの?
先ほどお話ししたリハビリ専門職以外に、看護師さんも来てくれます。
初回はその方の体の状態を見るために、その後も3か月に1回程のペースで来てくれます。
▼どんな時に利用するの?
・リハビリを受けたいけれど、寝たきりのため通うのは難しい
・本人がデイケア(通所リハビリ)に行くことを拒否する
・個別のリハビリをもっと受けたい
・自宅で安全にリハビリを受けたい
・身体介助の方法を指導してほしい
など、本人やご家族の都合によって、利用する目的は様々です。
▼対象となる病名や、リハビリ内容
<病名>
麻痺(右左どちらか一方、または両方の手足が動きにくくなること)
<内容>
・関節拘縮(関節を動かさない期間が長く続くと、体の関節が固まり、
関節が正常な範囲で動かなくなってしまった状態のこと)の改善、悪化予防。
・室内移動練習
実際にお家の中にある手すりや、歩行器を使って普段の生活に活かせるような訓練を行います。
<病名>
慢性閉塞性肺疾患(肺の病気で、喫煙の習慣がある方に発症する生活習慣病)
<内容>
・排痰援助(気道に痰などの分泌物が詰まっているのを排出すること)
・呼吸筋ストレッチ(呼吸リズムを整える体操)
など、その方の病状に合わせて、リハビリ内容は様々です。
訪問リハビリテーションについてお分かりいただけましたか?
利用する目的によっては、とてもありがたいサービスですよね。
次回、訪問リハビリテーションのメリットやデメリットについて、お話ししていきます。
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