今日からは、高血圧についてお話していこうと思います。
高血圧症は、加齢により増加し、全体のうち60歳以上の方が63%を占めます。
また、日本は高血圧症患者が多い国でもあり、75歳以上では、約70%の方が高血圧症と言われています。
みなさんの周りでもよく耳にする、とても身近な病気ですよね。
血圧って何?
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁の内側を押す力のことです。
血圧が上がる原因って?
①心拍数が上がる
心臓の動きが速くなるとその分、心臓から送り出される血液の量が多くなるため、血圧は上がります。
②心臓から、1回に送り出される血液の量が増える
新品のマヨネーズを想像してみてください。弱い力で押すと少しのマヨネーズしか出ませんが、
強い力でギュッと押すとたくさんのマヨネーズが出てきますね。
心臓の動きも同じです。心臓が大きくギュッと動くと、1回に心臓から送り出される血液の量が増え、血圧は上がります。
③血管の壁の弾力性がなくなる(これが動脈硬化です!)
血管内は、ゴムでできたホースのように伸び縮みすることで、圧力に耐えられるようにできています。
これが、金属でできたホースのように硬いと、血管に圧力がかかり、血圧が上がります。
④血管が狭い
血管が狭いと血管に圧力がかかり、血圧が上がります。
血管の周りには、平滑筋という筋肉があり、カルシウムには、その筋肉を収縮させる働きがあります。
⑤血液がドロドロ
血液の粘度が高いと、体中に血液が流れにくくなります。流れにくい血液を無理に流そうとすると、血圧が高くなります。
このように、血圧が上がる原因は様々あります。
血圧を下げるお薬というのは、このような原因を解消するために作られています。
次回、血圧を下げるお薬について、お話していきます。
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