引き続き、認知症についてお話していきます。
前回は、認知症の画像診断の目的や意義についてお話しました。
では、認知症の検査に用いられるCTとMRA・MRIには
どのような違いがあるのでしょうか。
▼CTとMRA・MRIの違い~認知症編~
<CT>
放射線(X線)を利用した検査で、
検査時間が比較的短い(1部位:10分程度)
長所
・騒音、閉塞感が少ない
・骨、肺の内部の構造などが明確にわかる
・体内に金属が入っていても撮影できる
※ペースメーカーなどは機種によって撮影できない
短所
・放射線による被ばくがある
・MRIに比べて軟らかい組織の変化がわかりにくい
・骨に囲まれている部位は画像の乱れが出やすい
<MRA・MRI>
磁場と電波を利用した検査で、
検査時間が比較的長い(1部位:20分~1時間程度)
長所
・放射線による被ばくがない
・軟らかい組織の変化がわかりやすい
・骨に囲まれている部位は画像の乱れが出にくい
・造影剤を使用せずに血管の流れがわかる
短所
・装置が狭い
・騒音が発生する
・検査中動くと×
・磁気に反応する金属などが体内にある場合、
検査を受けられないことがある
両者には、このような違いがあります。
では、認知症の検査に用いる場合、どちらの方が適しているのでしょうか。
次回、表を使って比較していきます。
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