認知症の核となる症状

引き続き、認知症についてお話していきます。
少し前回のおさらいをしていきます。
①もの忘れがひどい・・・
これは、“記憶障害“です。
②時間、場所が分からない・・・
こちらは、“見当識障害“です。
③判断力・推理力が衰える・・・
例えば、計画を立てて順序よく行動することが難しくなる。
これを“実行機能障害“といいます。
④今までできていた一連の動作が、手足などに異常がないにも関わらずできなくなる。
これを“失行“といいます。
他にも、“失認”“失語”があります。

このように、認知症の核となる症状が、①〜④の症状です。
では、④の失語や失認についてもお話していきます。

(例)
目の前にペットボトルに入ったお茶があるとします。
・それがお茶だと、認識できているのに
「お茶」という名前が出てこないのは失語。
・目では見えているのに、「お茶」だと分からないのは失認。
・麻痺などもなく自由に指先が動くにもかかわらず、
フタを開けられないのは失行。
では、③の実行機能障害を、
別の例でみてみます。
自動販売機でお茶を買う時、
お金を入れた後に商品のボタンを押していないのに、取り出し口を探してしまう。

こちらも、物事の手順がわからなくなってしまう、実行機能障害です。

この①~④までの症状を認知症の中核症状といいます。

▼中核症状って?

壊れてしまった脳の細胞が担っていた役割が失われることで
起こる症状を「中核症状」と言います。
一般的に、みなさんが想像するような、認知症特有の症状です。

日常生活に支障をきたすほか、
認知症の進行とともに症状が悪化していきます。

また、この中核症状によって引き起こされる2次的な症状、
つまり周辺的な症状を、BPSDといいます。
この「BPSD」は、「行動・心理症状」といったり、
「周辺症状」といったりします。

次回、認知症の2次的な症状、BPSDについて、お話していきます。

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