引き続き、認知症についてお話しています。
認知症の事件と、認知症の感覚については、前回お話しています。
今回は、実際にあった認知症初期のエピソードについてお話していきます。
エピソード①
もの忘れがひどい・・・
「今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる。
同じことを何度も言う・問う・する。」
▼少し前に質問したこと自体を忘れ、何度も同じことを
聞くなど全体的に忘れてしまいます。
こちらは、“記憶障害“です。
エピソード②
時間、場所が分からない・・・
「約束の日時を間違えることが多くなった。
いつも通る道のはずなのに、迷ってしまった。」
▼時や場所がわからなくなることがあります。
こちらは、“見当識障害“です。
エピソード③
判断力・推理力が衰える・・・
「料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった。
新しいことが覚えられない。」
▼料理の手順がわからなくなって焦がす、
家電を使う手順がわからなくなるなど、
計画を立てて順序よく行動することが難しくなります。
これを“実行機能障害“といいます。
エピソード④
ペットボトルのお茶を飲もうとしたときの違和感・・・
「ペットボトルの蓋が開けられない。
力はあるのに、うまく回せない。」
▼視空間認知機能が低下し、
『回転』を必要とする動作に弱くなります。
これを“失行“といいます。
他にも、“失認”“失語”があります。
あれ?私もそうかも・・・と思う事や、
あの人はそうじゃないかしら?と思うことはありましたか?
認知症は、自分で気づくのは難しい病気なので、
周りの人に気づいてもらったり、気づいてあげたりしましょう。
今回出てきた、
記憶障害、見当識障害、実行機能障害、失語・失行・失認
に関して、次回1つずつ説明していきます。
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