前々回から、高血圧についてお話ししています。
病気とお薬~高血圧①~をご覧になってない方は、そちらからご覧ください。
では、すこしおさらいをします。
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁の内側を押す力のことです。
高血圧になる原因は、
①心拍数が上がる
②心臓から、1回に送り出される血液の量が増える
③血管の壁の弾力性がなくなる
④血管が狭い
⑤血液がドロドロ
このように、様々です。
今日は、高血圧の薬についてお話しします。
☆①にあるように、心拍数が上がると、血圧は上がります。
なので、体をリラックス状態にし、心拍数を下げたり、心臓から1回に送り出される血液の量を減らしたりする、お薬があります。
☆④にあるように、血管が狭いと血圧はあがります。
血管が狭くなる原因には、実はカルシウムイオンが関係しています。
なので、カルシウムイオンが血管内に入るのを防いで、血管を広げるお薬があります。
☆また、他にも、血管を狭くしてしまう物質があります。
なので、その物質自体をブロックするお薬もあります。
☆全身の血液の量が多いと、血管が圧迫されて、血圧が上がります。
なので、全身の水分の量を、尿として出し、減らすために、利尿薬が出される場合があります。
他にも血圧を下げるお薬は有りますが、よく使われているお薬は、以上です。
次に、血圧計に示される「上は135、下は80」といった数値、どのような意味があるのか、ご存じですか?
血圧の「上」と「下」とは、最高血圧、最低血圧のことです。
最高血圧は、血液を送り出すときに心臓がギュッと縮んで、血管に強い圧力がかかっている状態の値です。
一方、最低血圧とは、次に送り出す血液をためこむために心臓がフワッと膨らんでいるときの値です。
身近な病気でもある高血圧症ですが、詳しくはよくわからない、という方が多いのではないでしょうか。
これを機に、すこしでも理解を深めて頂けたらうれしいです
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