今回は、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)について、前後編の二本立でご紹介します。
前回お話しましたが、改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)は9つの評価項目、30点満点で構成されています。
20点以下だった場合、認知症の疑いが高いとされています。
★テストにかかる所要時間は5分~10分程度です。
今回は1問目〜4問目までご紹介します。
改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)はお家でもできる簡単なテストですが、一人でするのは難しいのでぜひお家の方(パートナー、お子さんなど)に協力してもらってテストをしてみてください。
では早速1問目から順番に見ていきます!
第1問 あなたの年齢はいくつですか?
▶満年齢が正確に言える・・・ 1 点 2 年までの誤差は正答とみなします。
また生年月日が答えられても年齢が答えられないと不正解とします。
第2問 今日は何年何月何日何曜日ですか?
この問題は「日時の見当識」についてです。
▶各正答に対してそれぞれ1点とします。
第3問 私たちが今いるところはどこですか?
この問題は「場所の見当識」についてです。
▶自発的に答えられた場合・・・2点
病院名や施設名、住所などが答えられなくて正答が出てこない場合には、5秒程度待ち、「ここは病院ですか?施設ですか?家ですか?」のように問いかけ、正しく選択できれば 1点を与えます。
第4問 「これからいう 3 つの言葉をいってみてください。後でまた聞きますのでよく覚えておいてください」「桜・猫・電車」あるいは「梅・犬・自動車」の どちらかを復唱してもらいます。
この問題は3つの言葉の記銘力についてです。
▶各 1点
※記銘力・・・新しく体験したことを覚える、 過去に体験したことを保持する能力。
※見当識・・・現在の年月や時刻、自分がどこに居るかなど基本的な状況の把握。
今回は「前編」なのでここまでのご紹介とさせていただきます。
次回は5問目〜9問目をご紹介していこうと思います。ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
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