今日は言語聴覚士という職種についておはなししていきます。
言語聴覚士はST(Speech-Language-Hearing Therapist)とも呼ばれます。
▼言語聴覚士ってなに??
口、のどなどの機能に障害が出ると、喋れなくなったり、
食べ物を飲み込むのが難しくなったりしてしまうことがあります。
言葉が上手く話せないと、人と話すことが嫌になり、
食べ物をうまく食べられなくなると、食事が楽しくなくなり、
暗い気持ちになってしまいますよね。
このように、事故や病気などで人とのコミュニケーションが難しくなってしまった方や、
食べ物がうまく摂れなくなった方に対してリハビリを行うのが言語聴覚士です。
具体的には発声、発音、聴覚、認知、嚥下(飲み込み)などの機能回復を行います。
皆さん、失語症という言葉を聞いたことはありませんか?
今まで獲得してきた言葉の機能を失ってしまい、
発音、理解、復唱、読み、書きが難しくなってしまう事です。
どのような訓練があるのかというと、
・その方に応じた言葉を繰り返し話しかけ、聴覚から刺激する訓練
・複数の絵カードから言われたものを指さす訓練
・絵カードを見て名前を言う訓練
・カードを見て文字を書く訓練
などがあります。
また、肺やのど、鼻、口などの、声を発する器官の障害により、
正しい発音や発語が出来なくなる構音障害という病気があります。
思ったことを言葉にできないことがとても苦痛に感じるかもしれません。
この障害に対しては、
・呼吸のリズムを意識する訓練
・実際に声を出し、声のボリュームを調整する訓練
・鏡をみながら口を動かす訓練
などがあります。
発声練習などは、繰り返し声を出すので、
リラックスできる、プライバシーに配慮した場所で訓練を行ってくれます。
言語聴覚士は、その名の通り、言語に関する機能訓練の事だけかと思われがちですが、
実は、食べ物を見て認識し、口に入れ、噛み、飲み込むまでの一連の流れの訓練も行っています。
次回は、食べ物や飲み物を飲み込む機能に関する事を詳しくお話ししていきます。
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