引き続き「痛み」についてお話ししていきます。
前回のおさらいです。
痛みの原因として、(1)侵害受容性疼痛というものがあり、
この痛みを引き起こす刺激には機械的刺激、化学的刺激、熱刺激があります。
また、体性痛、内臓痛と痛む場所にも違いがあります。
今日は、神経障害性疼痛についてお話ししていきます。
(2)神経障害性疼痛
神経が傷害や断裂、圧迫されることによる痛みで、
痛み方は、針で刺される、電気が走る、焼ける、しびれるような痛みと表現され、
市販の鎮痛薬はほとんど効きません。
また、神経自体の変化により、慢性化や痛覚過敏になってしまうことがあります。
痛覚過敏とは、軽い刺激でも痛みが出ることを言います。
神経は、刺激が繰り返し入力されるとそれを学習し、
その刺激に対してより敏感に反応できるように変化します。
これを、可塑化(かそか)といいます。
つまり、
痛みの神経が可塑化
↓
痛みの刺激が繰り返し入力される
↓
痛みの刺激に対して過敏になる
このように悪循環に陥ります。
次回は、よくある神経障害性疼痛の例をお話ししていきます。
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