引き続き、骨粗しょう症についてお話していきます。
では、前回のおさらいです。
骨粗しょう症とは、
骨の量が減って骨が弱くなり、
骨折しやすくなる病気です。
骨の役割とは
身体を支えるなど以外の、大切なはたらきの一つに、
「カルシウムなどのミネラルの貯蔵」があります。
カルシウムなどのミネラルは、
人体のさまざまな場所で利用されています。
例えば。カルシウムは、体中の筋肉を動かす、出血を防ぐなど、
そのほかたくさんのことに使われています。
こういったカルシウムなどのミネラルを、
人間の体は骨に貯蔵し、必要に応じて出し入れしているのです。
つまり、骨を壊してミネラルを血液に補充(骨吸収)し、
再び骨を作ることでミネラルを保存(骨形成)します。
健康な骨では、この骨を壊す働き(骨吸収)と
骨をつくる働き(骨形成)のバランスがつり合っています。
しかし、骨粗しょう症になると、
骨吸収がどんどん進んで骨形成を上回ってしまい、
骨がもろくなってしまいます。
そこで、現代医療では以下の薬を活用します。
骨粗しょう症の薬
骨粗しょう症の薬は大きく3つに分類されます。
①骨吸収を抑える薬
②骨形成を促す薬
③カルシウムを補充するお薬
お薬には、飲み薬と注射によるものが主です。
医療現場では、ビスホスホネート(BP 製剤)が主流でしたが、
現在は負担が少なく、継続しやすい薬や期間限定の薬などが次々と出てきています。
また、上記にもあるように、カルシウムそのものや、
その吸収などを促す活性型ビタミンD剤も内服薬としてよく処方されています。
週1回の注射・1~数か月に1回の注射・年1回の点滴や、
毎日服用する内服薬もあれば、週1回、月1回のみ服用する内服薬など、
実にたくさんの種類の薬が選択肢として存在します。
それぞれお医者さんや薬剤師さんの指示をきちんと守るようにしましょう
次回は、骨粗しょう症の予防についてお話していきます。
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