痛みの起こり方②

引き続き「痛み」についてお話ししていきます。

前回のおさらいです。

痛み方の種類には、
①急性痛
②慢性痛
③自発痛
④誘発痛
などがあり、
①急性痛は、大抵は一過性で、体に緊急反応と呼ばれる生体反応が起こることがあります。

②慢性痛とは、長く痛みが続いている状態のことを言います。

今日は、自発痛と誘発痛についてお話ししていきます。

③自発痛
じっとしていても痛みがあります。

④誘発痛
安静にしていれば痛みはありませんが、何らかの刺激が加わると痛みます。

ここで、指先を切ってしまった時の例をお話しします。

★切った直後
じっとしていても痛い自発痛

外傷の直接的な刺激や、局所の炎症
により損傷した組織から発痛物質
放出されたり、腫れて周囲を圧迫することによって起こります。

★切ってしばらく
しばらくすると自発痛はおさまる。

炎症が徐々に治まってくると発痛物質の放出や腫れが軽減し、自発痛が消えていきます。

★時間が経ってから
刺激が加わると、痛み(誘発痛)を感じる。

炎症が残っていると、その部分を
押したり動かしたりしたときだけ
神経が刺激され、誘発痛が生じます。

次回は、誘発痛や体動時痛についても詳しくお話ししていきます。

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