ショートステイの「短期入所療養介護」について、お話ししていきます。
短期入所生活介護に関しては、施設にお泊まり!!(前編)をご覧ください。
▶短期入所療養介護とは??
前回お話しした、短期入所生活介護と大きく違う特徴は、
医療的なケアを受けられる、ということです。
例えば、インスリンの自己注射を行っている人や痰がのどに詰まってしまって、
定期的に吸引が必要な人は、短期入所療養介護の対象となります。
▶利用できるのは??
・「要支援」「要介護」と認定された方が利用できます。
(要支援の方は、介護予防短期入所療養介護というサービス名になります)
・1ヶ月につき連続して最長30日まで利用できます。
※介護度によって利用できる日数は変わります
・介護老人保健施設【施設の種類~介護老人保健施設(老健)編~】や、
介護療養型医療施設(比較的重度の要介護者に対し、充実した医療処置とリハビリを提供する施設)
で利用することができます。
▶どんなことをしてくれるの?(例)
・病状の確認と療養上の世話
病気や怪我に対する診断、お薬の指導、
インスリンの自己注射の管理、床ずれ状態のチェックや処置を行います。
・装着している機械の調整・交換
在宅酸素や、胃ろう、尿道バルーンなど、
体に繋がっている様々なチューブや、機械の調整・交換などを行います。
・リハビリテーション
理学療法士【理学療法士(PT)って??】、作業療法士【作業療法士(OT)って??】、
言語聴覚士【言語聴覚士(ST)って??~「言葉」編~】などリハビリのプロによる
訓練やマッサージを行います。
▶料金表
高松市で、短期入所療養介護を利用する際の費用の目安です。
※1割負担の方の料金です。
料金 | |
要支援1 | 622円 |
要支援2 | 779円 |
要介護1 | 841円 |
要介護2 | 890円 |
要介護3 | 952円 |
要介護4 | 1,003円 |
要介護5 | 1,057円 |
~まとめ~
2回にわたって、ショートステイについてお話ししました。
介護において、1番避けたいのは、高齢者と介護者が共倒れになってしまうことです。
ときには、ショートステイなどを利用し、少し距離を置くことが、
長く無理なく介護を続けていくためには大切なのです。
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