引き続き、認知症についてお話していきます。
少し前回のおさらいをしていきます。
“物忘れ”が加齢によるものなのか、
認知症によるものなのか、
例えば、「朝ごはんのメニューを忘れる。」程度であれば、
加齢による物忘れと言えるでしょう。
しかし、「朝ごはんを食べたこと自体忘れる。」これは、
認知症の可能性があります。
これらを自分で判断するのは難しいので、
今日は医療機関を受診する際の注意点やコツをお話していきます。
▼受診前に知っておきたいこと
<認知症かもと思ったら早めに検査>
アルツハイマー型認知症は、症状がゆっくり進行するため、
「もう少し様子をみよう」と受診を先延ばしにしているうちに、
タイミングを逃してしまうことがあります。
その結果、突然徘徊で行方不明になったり、
交通事故に遭ってしまう可能性があるので、
「認知症かも?」と思ったら早めに受診しましょう。
☆早期受診のメリット
初期の認知症は、お薬による治療で進行を抑えることができます。
また、他の病気を発見できたり、
その病気が認知症を引き起こしている場合は
治療することで認知症の症状を軽くすることができます。
<事前に伝えたいことをメモ>
診察室で色々なことを聞かれても慌てずに答えられるよう、
事前に伝えたいことをメモして持っていくと良いでしょう。
<ふだんの本人の様子を知る人が同行>
伝えきれない部分を代わりに説明することもできますし、
本人の物忘れに対するエピソードを話すことができます。
「私は認知症かもしれないです」とだけ言われても、
診断するのは難しいので、このような出来事があった、など
認知症にまつわるエピソードを話すと良いでしょう。
認知症では?と思った際に、誰でも簡単にできる認知症のテストがあります。
あくまで目安ですが、ご自身やご家族の状態を知るきっかけにもなるので、
次回からご紹介していきます。
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