数回にわたって、病気とお薬についてお話ししてきました。
今日は、成年後見制度という、制度についてお話ししていきます。
▼成年後見制度って?
みなさん、成年後見制度という言葉は聞いたことありますか?
認知症や知的障がいによって様々な判断を行う力が不十分な人が、
日々の生活で、お金を損したり、騙されたりしないよう、
「成年後見人」が本人の代わりに
適切な財産管理や契約などを行う制度のことです。
▼成年後見制度には2種類あるの?
成年後見制度には、
「法定後見」と「任意後見」があります。
★法定後見
すでに判断を行う力が不十分な方が利用する制度です。
本人の、判断を行う力が低下したときに、
成年後見人が必要と感じた方が家庭裁判所に、
「成年後見人をつけて欲しい!」と要求するため、
財産の管理や様々な契約について、
本人の意思を反映させることは難しくなります。
★任意後見
将来の認知症などに備えて、健康なうちに自分で後見人をあらかじめ選び、
契約を結ぶものです。
後見人を誰にするかも、その契約内容も自分で決めることができるので、
現在の生活の状況や、望むライフスタイルに合わせた契約内容にすることが可能です。
将来の認知症などに備えて、健康なうちに自分で後見人をあらかじめ選び、契約を結ぶものです。
しかし、法定後見と違って、一度ご本人が結んでしまった契約を取り消せない、という弱点もあります。
この制度について、聞いたことはあるけど、中身はよく知らない。
という方は、知っておいて損はないので、是非次回のブログもご覧になってください。
次回は、判断をする力が全くない人と、
低下している人の制度の違いについてお話ししていきます。
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