インフォームドコンセント??

みなさん、前回のブログで出てきた、インフォームドコンセントをご存じですか?
「聞いたことはあるけど詳しくは知らない」という方が多いかもしれません。
今日は、インフォームドコンセントと医療に関する同意をする人は、
本人以外では誰なのか、お話していきます。

▼インフォームドコンセントとは

簡単に言えば、患者さんか、理解して納得してから治療をすることです。
例えば、「○○さんは、△△という病気だから、Aの治療をしますね。」
↑これは、インフォームドコンセントが出来ているとは言えません。
「○○さんは、△△という病気で、
この病気は~~な症状が出て、体に~~な影響を及ぼします。
治療法はAとBがあり、Aは~。Bは~です。
どちらにしますか?」
このように、しっかりとした説明をし、
患者さんの質問も受けながら決めていくのが
正しいインフォームドコンセントです。
昔は、パターナリズムといって、
医師(強い立場にある者)が、患者(弱い立場にある者)の利益のためだとして、
本人の意志を問わずに治療を行うことが普通でした。
今は、いい時代になりましたね!

▼医療に関する同意

①そもそも、「医療行為」とは何でしょう?

医療行為とは、その行為を行うにあたり、医師の医学的な判断と
技術がなければ、その人の体を傷つけてしまう行為です。
体を傷つけてしまう行為なのに、どうして医師は許されるのでしょう?
実は、それには3つの決まりごとがあります。

②医療行為が認められる条件

・治療を目的としていること
・承認された方法で行われていること
・患者本人の承諾があること
この3つです。
では、患者本人が、意識不明などで、同意ができない状態の場合どうするのでしょう?

③本人に同意する能力がない場合、医療行為の同意は誰がするのか

・家族がいない場合は、医師が患者にとって1番良い治療法を決めます。
・家族がいる場合は、家族が同意します。
(本人の意思を推定することができる家族)
しかし、本人が本当はどのようにして欲しかったかは、
本人にしかわかりませんよね?
そこで、治療方針や延命に関する事が、
本人の意思とは違う、思わぬ事態にならないように、
あらかじめ、家族や医師などに自分が判断できない状態になった時、
こうしてほしいという「治療行為に関する事前要望書」
というものを書いておくといいでしょう。
これを、尊厳死宣言とも言います。

次回、尊厳死宣言についてお話ししていきます。

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