前回は、(介護の場においての)バリデーションといって、
認知症の方の言動や行動を意味のあることと捉え、
認め、受け入れることについてお話しました。
今日は、基本の5つの姿勢を1つずつ詳しくお話していきます。
①傾聴する
「認知症だから」と決めつけ、聞き流すのではなく、
気持ちを汲み取りながら耳を傾けましょう。
②共感する
その方と同じ表情をしたり、仕草を一致させることで、
価値観を共有し、共感しながら会話をします。
③評価しない
相手の言葉や行動を否定・評価したり、
「〇〇しないで」と抑え込もうとしたりせず、ありのまま受容します。
④誘導しない
強制するのではなく、相手のペースに合わせましょう。
「早く食べて」「何時までに寝て」など、
こちらの要望や世界観を押し付けないようにしましょう。
⑤嘘をつかない、ごまかさない
嘘をついて落ち着かせようとしたり、
その場しのぎの言葉でごまかさないようにしましょう。
以上が、バリデーションの基本の姿勢になります。
しかし、実践しようとしても、「話をしているとイライラしてしまったり、
何時間も話を聞いていられない」という方も少なからず、いると思います。
最初は5分でも良いので、相手の心に寄り添おうとする時間を作ることが大切です。
基本の次は、テクニックです。
普段の生活にも活かせる内容なので、次回からお話していきます。
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