バリデーションのテクニック14選 ①

前回は、認知症の方に対する基本の姿勢”バリデーション”についてお話しました。

前回と同様に、バリデーションは認知症の方に対してだけでなく、
普段の人付き合いの中でも活かせることなので、是非参考にしてください。

テクニックは全部で14項目あります。
今日は6項目までお話していきます。

▼14のテクニックとは

①センタリング
(介護者が精神を集中する)
怒った感情や不安な感情をもったまま話すのではなく、
余裕を持って接しましょう。

②オープンクエスチョン
(開かれた質問)
「はい」か「いいえ」で答えられる質問ではなく、
「何を?」「どのように?」というように、
自由に話せる質問を心がけましょう。

③リフレージング
(相手の言葉を繰り返す)
話しの中で最も重要なキーワードを反復します。
その際に、相手の声のトーン、大きさ、話すスピードなどを一致させることで、
相手側は、正しく伝わったと感じることができます

(例)
今日は雨が降ってて気分が優れないから部屋で寝ていたいわ。
雨が降ると気分が優れないですよね。その気持ち、よくわかります。

④アイコンタクト
真正面に座り、相手の目を見ることで、
安心感を与えることができるでしょう。

⑤レミニシング
過去の出来事について質問し、昔話をしていただきます。

★認知症の方は、同じ話を繰り返すことがありますよね。
それには大切な思い出や心残りのあることなど、
その方なりのメッセージが込められているかもしれません。

⑥ミラーリング
動作や感情を映し出す、鏡になり、感情を分かち合います。

注意点!
認知症初期段階の方は、ばかにされていると感じる恐れがあるので、
活用は避けましょう。

以上①~⑥項目でした。
普段の生活でも意外とできていないことが多いのではないでしょうか?
次回は、残りの⑦〜⑭項目を、まとめてお話していきます。

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