痛みと温度の関係について

引き続き「痛み」についてお話ししていきます。
前回のおさらい
前回は、誘発痛と体動時痛の違いについてご説明しました。
誘発痛の特徴

軽い刺激でも強い痛みが誘発される
運動以外にも、触られる、気温の変化、感情の変化などによっても誘発される
主に神経系の疾患に多くみられる

体動時痛の特徴

運動の強度に比例して痛みの強さが増す
主に運動器系の疾患によくみられる

今回は、痛みに対する温度の影響と、冷やす・温めるという対処法について詳しくお話しします。
冷やすと痛みはどうなるのか
局所を冷やすと、初めは冷たさによる痛みを感じることがあります。
しかし、温度が下がると神経の伝達速度が遅くなるため、局所が冷えてくると痛みの感じ方が鈍くなってきます。
冷却した方がよい痛み

患部が炎症を起こして熱を持ち腫れているとき
捻挫、打撲、骨折などの外傷を負った直後の急性痛

急性期の炎症には「冷やす」ことで炎症を抑え、痛みの軽減が期待できます。
温めると痛みはどうなるのか
局所を温めると、その部分の皮下の血流が促進されて発痛物質が洗い流され、筋肉の緊張が和らぎます。
これにより、痛みの悪循環を断ち切るのに効果的です。
温めた方がよい痛み

関節リウマチや五十肩など
慢性の腰痛、急性期でない関節痛
時間が経過して腫れが引いた捻挫や打撲

慢性的な痛みや、急性期を過ぎた痛みには「温める」ことで血流改善による痛みの軽減が期待できます。
日常生活での判断ポイント
冷やすべき症状

患部が熱を持っている
腫れがある
怪我をした直後

温めるべき症状

慢性的なこわばりや痛み
血行不良による痛み
急性期を過ぎた怪我

まとめ
痛みに対する温度の使い分けは、痛みの原因や時期によって異なります。
急性期の炎症には冷却、慢性的な痛みや血行不良による痛みには温熱療法が効果的です。
ただし、判断に迷う場合や症状が改善しない場合は、専門医にご相談いただくことをお勧めします。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

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