食事による骨粗しょう症の予防(ビタミンK・タンパク質)

引き続き骨粗しょう症の予防についてお話していきます。

では、おさらいです。
骨粗しょう症の予防には、
・適度な運動
・日光浴
・禁煙、控えめなアルコール
・カルシウムを十分にとる
・ビタミンDやKをとる
・適度にタンパク質をとる

など、生活習慣から食生活まで幅広くあります。
前回は、カルシウム、ビタミンDの摂取目安や、
注意点についてお話しました。

今回は、ビタミンKや、
タンパク質を多く含む食品についてお話していきます。

ビタミンK

骨にカルシウムが取り込まれるのを促したり、
カルシウムが尿として排泄されるのを抑え、骨の破壊を防ぎます。

1日あたり、男女ともに150μg摂ることが望ましいといわれています。

<ビタミンKを多く含む食品>

モロヘイヤ1/4束 380μg
小松菜 1/4束 200μg
ブロッコリー1/4株 100μg
納豆1パック 300μg

タンパク質

骨の質を高めるコラーゲンの材料となるのがタンパク質です。
また、骨折を防ぐには筋肉もしっかりしている必要がありますが、
タンパク質は、筋肉を作るためにも欠かせない栄養素です。

骨というと「カルシウムでできている」
とイメージがあるかもしれませんが、
実際には「コラーゲンの繊維にカルシウムなどのミネラルが付着している」
という構造になっています。

カルシウムだけだと硬い塊になってしまうところを、
コラーゲンがしなやかなクッション性を骨に与えることで
外部からの衝撃を和らげ、骨を守ります。

Qはじめから、コラーゲンの豊富な食べ物をたべたら良いのでは?

Aコラーゲンはタンパク質の一種で、
体の中で消化酵素によって分解されるため、
コラーゲンがそのままの形で吸収されることはありません。

<たんぱく質を多く含む食品>
肉、魚、卵、乳製品、大豆製品に多く含まれます。

高齢になると、食の好みが変わったり、
小食になったりしてタンパク質の摂取量は不足しがちです。
タンパク質の摂取量が少ないと骨密度の低下につながるので、
日頃から意識して摂取しましょう。

これで、骨折や、骨粗しょう症についてのお話しは終わりです。
次回からは、生活習慣病についてお話していきます。

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