引き続き、腎臓についてお話していきます。
では、前回のおさらいです。
腎臓にあるネフロンとは、腎臓の機能上の単位のことです。
ネフロン1つ1つが、糸球体という細かい血管の集まりを含む
小さなフィルターのような仕組みが集まってできており、
ここで尿が作られています。
今日は、腎臓(ネフロン)が悪くなることによる悪循環や、
症状についてお話します。
▼ネフロンの悪循環
腎臓1つにつき約100万個あるネフロンは、
1度壊れると元には戻りません。
正常に働く数が少なくなる
↓
残っているものが普通以上に頑張る
↓
1つにかかる負担が増える
↓
負担が増え、一部が壊れる
↓
頑張れるものがさらに少なくなる
このように、負の連鎖が起こってしまいます。
▼腎臓がわるくなったときの症状
①浮腫(むくみ)・高血圧
腎臓から水分を十分に排泄できなくなると、
体の中に余分な水分がたまってしまいます。
ます。血管内の水分量も増えるので血圧が上がります。
足などを指で10秒以上強く押し、
指の跡がへこんだまま残る場合、浮腫んでいると言えるでしょう。
②尿に関するトラブル
血尿や、尿の泡立ち(蛋白尿)、
回数の増加などの症状がでる場合があります。
③貧血
腎臓は、赤血球を作る働きを促す「エリスロポエチン」
というホルモンを分泌しています。
そのため、腎臓の働きが悪くなると、腎性貧血を起こす場合があります。
他にも、だるさやかゆみがでる場合もあります。
以上のように、症状がでる頃には、
かなり腎臓が悪くなっている可能性があるので、早めに病院を受診しましょう。
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